地元企業のCSR活動をサポート!

裾野市市民活動センター

2022年07月02日 17:51



市民活動センターでは地元企業のCSR活動をサポートし、地域へつなげる取り組みもしています。
今回、住友理工(株)富士裾野製作所様よりご相談をいただき、起案段階から関わらせていただいた取り組みをご紹介します。この企画では、132個のカップ麺をNPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡へ寄付していただきました。


住友理工(株)様からのご相談のポイントは次の3点でした。
*これまでも社員にフードバンクへの寄付の呼びかけは行ってきた。そうした呼びかけに参加してこなかった層に関心をもってもらえるような企画を考えたい。
*社員一人一人が手軽にできる社会貢献の内容にしたい。
*寄付がどんな人たちの手に届くのか、顔の見える支援にしたい。

そこで、貧困世帯や若者の就労を支援しているNPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡の県東部での取り組みをご紹介。
様々な事例をお話しする中で、親の帰りが遅いシングル家庭や夏休みにお昼の準備が難しい家庭で、ポットのお湯だけで食べられるカップ麺が子どもたちの空腹を満たすのに重宝されていること、就労支援中の青少年やヤングケアラー達にもカップ麺が届けられていることをお伝えしました。
カップ麺1個なら、これまでお歳暮などのもらい物や余っている食品がないからとフードバンクへの寄付に参加してくれなかった層が関心を持ってくれるかもしれない。担当者の方が『1個のカップ麺で社会貢献を!』というキャッチコピーを考えてくれて、新しい企画が実現しました。


今回、寄付してくださった方の半数が、これまでフードバンクに参加したことのない社員さんだったそうです。いろいろな事例の中からカップ麺に的を絞ったCSR担当者のカンと、思わず1個くらいならと思わせるキャッチーなコピーが引き寄せた結果だったと思います。
寄付されたカップ麺は、NPO法人青少年就労支援ネットワーク静岡の皆さんの手で、早速、困っている家庭や子どもたちへ届けられるとのこと。「経済的に落ち込む家庭が増える中、夏休みを前に子どもたちや若者たちの空腹をどうしのげば良いか頭を抱えていたので、今回の寄付は本当にありがたい」とのことでした。


CSR活動に取り組みたい、新たな社会貢献の企画を考えたいと思われている企業の皆さん、どんな些細なご相談でも大歓迎です。市民活動センターへご相談ください。

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