ハンドベルリンガーズ『♪Rin-Rin-Rin♪』

裾野市市民活動センター

2013年10月18日 17:07



毎月第2金曜日市民活動センターで、宝納由美子先生ご指導のもと練習を重ねているハンドベルリンガーズ『Rin-Rin-Rin』の皆さんが、10/14(月・祝)御殿場市民交流センターふじざくらでのイベント(NPO法人ヤベツの会主催)で演奏を披露されました。
Rin-Rin-Rinは、20代で多発性硬化症という難病におそわれたあと、宝納先生とのご縁で、ハンドベルの音色に魅せられた杉本弥生さんが、メンバーを募り、周りの方の協力を得て始められたグループです。
障害や傷病のあるなしに関わらず、裾野・長泉・三島・沼津・御殿場・小山と、近隣の地域からメンバーとサポーター、男女9名が集まり演奏活動をされています。

皆さん、とても緊張されているご様子でしたが、オープニング曲『アメイジング グレイス』のきれいな音色が響き、我々聴衆はうっとり
『ふるさと』『知床旅情』『オーラ・リー』、ギター演奏とともに『エーデルワイス』『大きな古時計』『見上げてごらん夜の星を』『星に願いを』、アンコールで『上を向いて歩こう』…演奏が始まると、どこからともなくささやくような歌声が。
会場の皆さんが思わず口ずさんでいらっしゃいました。

代表の杉本さんがご自分の病気・多発性硬化症や、ハンドベルへの思いなどを話してくださいました。
20代で発症し、30代で視力を失われた杉本さんがハンドベルとRin-Rin-Rinをとても大切に思われていることが伝わってきました。
杉本さんのお母様も、発病前は活発で、美容師として働いていた娘が、どんどん症状が進み、昨日できたことが今日できなくなり、殻に閉じこもってしまった当時のことや、今は治療で症状が安定していることなどを話してくださいました。


指導をして下さっている宝納先生も『いつくしみ深き』『里の秋』『世界に一つだけの花』の演奏を披露してくださいました。

先生は、すごいです!たくさんのベルを鳴らしては置き、鳴らしては置きの早業だけでもすごいのに、なんとベルを同時に2本持たれて、角度を調節しながらそれぞれを鳴らしていらっしゃいました

途中、ハンドベルの体験コーナーもあり、観客の私たちもハンドベルを触らせていただきました。

普通のベルと違い、一方向でしか音が鳴らないようになっているそうです。
小さいハンドベルは高い音。大きいものは低い音で重さもズッシリ。
このハンドベル…2オクターブ分ひと揃えで、ナント!100万超えるお値段なんだそうです
現在Rin-Rin-Rinの皆さんがお使いのハンドベルは、セイコーホールディングス株式会社さんから借用しているものなんだそうです。

演奏中のRin-Rin-Rinの皆さんの、まさに凛とした面持ちと、きれいなハンドベルの音色が心に残る演奏会でした。






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